暖かな雨が桜の開花を後押し、島岡美延です。一緒に桜の植樹を行うという日米の首脳、会談の成果は。
人間は大なり小なり、毎日「決断の連続」。映画『決断するとき(20日公開)』をご紹介します。『オッペンハイマー』で第96回アカデミー賞主演男優賞に輝いたキリアン・マーフィーが自ら原作に深く惚れ込み、映画化。主演とプロデューサーとしても名を連ねています。
1985年、アイルランドの小さな町。炭鉱商人として生計をたて、家族と慎ましく暮らすビル。クリスマスが近づくある日、石炭を届けに訪れた地元の修道院で、一人の少女が「ここから出してほしい」と訴えてきたのだ。若い女性たちが行き場もなく苦しんでいる現実を知ることに。自分の娘たちは修道院の女学校に通っていて、見なかったふりをするのが賢明と思いつつ、良心の呵責に悩んだビルの決断は――。
アイルランドに実在した〈マグダレン洗濯所〉の人権問題が背景。社会が長く黙認してきた問題を「知ってしまった人間」はどう振る舞うのか。オッペンハイマーとはまた違う苦悩を演じた渾身の作。